ニンニクは料理に使うことが多く、年中冷蔵庫に入っているという家庭も多いのではないでしょうか?最近は家庭菜園が人気で、ご家庭で栽培している人も増えてきているようです。
そこで気になるのが「収穫」です。大事に育てたニンニクがいつ収穫出来るのか。これは植え付け時期によって違ってきます。タイミングを逃さないようにしたいですね。
寒冷地・温暖地・暖地の収穫時期
ニンニクの植え付け時期というのは寒冷地、温暖地、暖地によって違います。もともとニンニクは寒冷地での栽培に適していて、ブランドニンニクなどは青森が多いですね。
ではそれぞれの収穫時期を見てみましょう。
■東北地方
冷涼な気候でもある東北地方の場合、収穫時期は【7月】頃になります。
■関東地方や関西地方
中間地でもあるこれらの地方は【5月下旬~6月】になります。
■九州地方
温暖地の九州は【5月中旬】です。
上記はあくまで目安になります。今年のように比較的気温が高い場合はずれることもあります。
収穫時期の見極め方法について
収穫する上でタイミングを見極める必要があります。早すぎると不十分ですし、遅すぎると芽が出すぎてしまうことも。また気候だけでなく品種などによっても収穫時期は前後します。
いつ収穫すればいいのかはニンニクの状態を見ることが大切です。次の目安を参考にしてみてください。
【葉の色】
収穫時期が近いものはだんだんと葉の色が黄色くなります。葉全体の3割~5割ほどが変色した頃が適期です。
【ニンニクのおしり】
葉の状態を確認したら実際に1株収穫します。そしておしりの部分を見ましょう。
<おしりチェック>
- おしりが出っ張っている場合 → 少し早い
- おしりが平ら、またはほんの少し凹んだ状態 → 適期
- おしりがかなり凹んだ状態 → 少し遅い
- おしりが凹んでおり、特に肩の方が割れている → 完全に取り遅れ
上記のチェックを目安に適期であれば回りの株も収穫しましょう。取り遅れてしまったものは見た目が悪くなりますが、家で消費する分には何の問題もありません。
【マルチ栽培の場合】
通常よりも生育の早いマルチ栽培の場合は、1週間ほど早めに収穫するようにしてください。通常栽培に比べて葉の変色なども早いので注意して見ておきましょう。
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収穫後の処理&保存方法
収穫したニンニクはきちんと保存すれば長期間持ちます。せっかく育てたニンニクを無駄にしないためにもしっかり処理&保存を忘れずに。
収穫後はすぐに根を切ってください。時間が経つと硬くなるので乾燥する前に作業してください。その後は葉を付けた状態で畑に半日~5日置いておき、乾燥させましょう。
■乾燥ニンニクの場合
ニンニクの干し方としては、長期保存させる為に しっかり乾燥させることが大切です。
<束ねて>
天日干しの後、20~30cmくらい軸を残しておきます。この軸を紐などでくくって束ね、風通しのいい場所につるします。
<ネット>
天日干しの後、軸も短く切り落としてからネットになっている袋に入れます。風通しのいい場所で干しましょう。軸を短くすると水分が抜けやすくなります。
<編む>
天日干しの後に葉の部分を編みこんでいきます。これを壁などにひっかけて干します。見た目が豪快ですが可愛いということで意外に人気の干し方なんですよ。
■生ニンニクの場合
生のニンニクは水分が多く、傷みやすいので注意が必要です。早めに使うことが大前提ですが、難しい場合は保存処理をしておく方がいいですよ。
畑で表面乾燥をさせたあとは葉を切り、表面の皮も剝いておきます。そして新聞紙に包み、少量ずつビニール袋に入れて保存してください。冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。
冷凍すると食感などが変わることがあるのでおすすめしません。
まとめ
ニンニクがたくさん収穫出来たならきちんと乾燥させてあげることをおすすめします。これにより長期間楽しめます。
家にあると便利なニンニク。自分で栽培したとなると美味しさも倍増ですね♪