にんにくには滋養強壮において優れた栄養素が含まれています。
効能においては、主にエネルギーの生産に対して必要な栄養が含まれています。そのため、疲労が溜まっている時に食べたりすることで、疲労を解消する働きが期待できます。
にんにくの栄養や効能について
にんにくに含まれている栄養素が、疲労回復に役に立つのは、【ビタミンB1】と【ビタミンB6】と【アミノ酸】が含まれているからです。
ビタミンB1は糖質を代謝し、エネルギーにするために必要です。ビタミンB6はたんぱく質を代謝するために必要です。どちらも水溶性であるために、長時間 体内に存在することが出来ません。そのため、積極的に摂取することが必要であり、にんにくが効果的なのです。
にんにくには【アミノ酸】が含まれています。特に注目すべきなのが【アリシン】です。アリシンはにんにくの臭いの原因ですが、これが疲労に対して効能を発揮してくれるのです。
ビタミンB1は水溶性であるために、多く摂取したとしても、体外にすぐに排出されます。しかし、アリシンと結合し、アリアチアミンという形になると、脂溶性のビタミンとなり、腸でゆっくりと吸収されるようになるのです。そのため、体内のビタミンB1の濃度が高い状態を維持できるため、疲労に効果を発揮してくれるのです。
加熱すると栄養はどうなる？
にんにくは加熱したとしても、それほど多くの効能が少なくなることはありません。逆に加熱することで、胃腸に対して易しくなるために、体の調子が悪かったり、胃腸が弱い人は加熱してから食べることをおすすめします。